【コラム】遠山の野焼き
遠山の野焼きについて自由投稿です。
遠山の野焼きと生き物たち
(by たけちゃん・よこりん)
野焼きはなぜ必要?
野焼きはなぜ必要なのでしょう?
ざっと調べてみると、
①野焼きを毎年行うことで、成長の早い低木類の侵入を防ぎ、草原が森林へと変化するのを防ぎます。
②枯れ草を除去し、新しい草の芽吹きを促し、栄養豊富な草原を維持するので、草原に依存する希少な動植物の生息地を守ります。
③害虫の越冬場所となる枯れ草を焼くことで、病害虫の発生を未然に防ぎ駆除します。
などと書いてありました。
遠山で野焼きを初めてやったのは10年ほど前でしょうか・・・
その年、ススキやネザサが焼けて春の芽吹きが始まった遠山に「ハシナガヤマサギソウ」がたくさん芽吹きました。
牧野とも相談して、毎年2月上旬から中旬頃に野焼きを続けた方がいいだろうということになり、途中1年休みましたが毎年続けています。

野焼きで気をつけていること
全体に火入れをしたらよいのですが、山火事になる恐れがあるので、なるだけ山から離した場所に刈り払った草を集めて、多人数でとり囲んで火をつけるというやり方で続けています。
マツクイムシにやられたアカマツなどもこの機会に切り倒し、春の虫が発生する前に焼き払っています。
野焼きの前に役場へ必要書類を提出し、野焼き当日は消防署へも連絡して火をつけることになっています。

生き物たちの反応
特に毎年火入れしている東屋の横の広っぱはササが絶えて、ススキやタヌキマメなど草原性の植物が茂るようになりました。
ササ原はそのままにしておくと、足元にササの葉が堆積して光が届かなくなり、植生が単一化してしまいます。
秋に天狗高原の草刈りの手伝いに行きました。ここ数年天候等で野焼きが出来ていない天狗高原では、笹の葉が堆積していてレーキで掻き出しても掻き出しても地面が見えてこないところがありました。
燃やせなかった枯れ草が積み上がったところにはミミズが発生するのか、一昨年東屋で休んでいたら、近くの枯れ草の山の辺りで「ブヒブヒ」と声がして、「あっ、イノシシがミミズを掘りに来た?」とざわつきました。
遠山の野焼きは、生き物たちに活力を与えています。
↓過去3回(2022.2024.2025)の野焼きの様子












ボランティアの協力あっての野焼き
先日の草集めでは、なるだけ枯れ草が残らないようにかき集めて火入れする場所に積み上げてもらいました。
でも、20人以上集まってもらったのに、広い遠山自然公園の半分しか集めきれていないので、野焼き当日にもボランティアさんにかき集めてもらう予定です。

文と写真:たけちゃん・よこりん
2026年1月
2026遠山野焼き・草集めボランティア募集
毎年恒例の四万十町遠山自然公園の野焼きを2026年も実施します。 野焼きは草花の発芽を促し、遠山の希少植物を守るための大切な作業です。 今回は野焼き前の草集めの作業…

